2011,07,28, Thursday
驚いた。
小松左京が亡くなったニュースは、 あぁ、そんな年だよね、と思ったが、 rei harakamiってそんな年だっけ? 40歳て。 若いよね。 脳出血か。。。 今日はフジロックの前夜祭。 いよいよ夏フェスシーズン本格化。 確か、ロッキンとか荒吐のラインナップにも、 出ていたよね。 嫁さんが、WOWOWで流れた、 イングロリアス・バスターズを録画していて、 今日見ていた。 R15ですけれども。 まぁ我が家のちびっこたちは小さすぎる。 嫁さんに質問される。 いわく、「何故ヒトラーはユダヤ人を迫害したの?」 大変難しい質問です。 博士論文だって余裕でかける議題だ。 ひとしきり、キーワードを挟み答えたけど、 伝わってるんだかかどーか。 だいたい、「民族=国家」、に陥りがちな日本人。 なんともねぇ。 そういえば折しも話題な、 宮崎あおいのダンナの高岡蒼甫。 フジテレビが韓流ドラマ流しまくってることを、 先の震災と原発事故も相まって、 「日本人の危機感」と称して警鐘を鳴らしている。 「気持ち」はよくわかるけどね、題材が的外れだよね。。。 営利企業足るフジテレビに対して、 公共体たる行動を過度に求める、ってのは、 最も成功した共産主義と形容される日本的な感覚なのか。 まぁそれはいいとして。 「日本人が日本人らしく」 「売国を食い止める」 こんな発言を見るに、彼の言いたいことは、 韓国ドラマがどうこうでは無い。 ということなんでしょう。むしろ。 身近なものに危険が及んでるかも知れないのに、 (呑気に)異文化のコンテンツが流れているテレビ。 これって平和ボケじゃないか。 そんな感じの、危機感を訴えたいんだろう。 この手の所謂民族主義的な発言というのは一般的に、 何故か深い意見になってないように思う。 自分の体験に基づく希望に似た気持ちに留まっている、というか。 要は不必要なまでに排他的に聞こえるのだ。 まず大前提として、ナショナリズムの肯定と否定について、理解が必要だと思う。 けどこれがまず無い。 ナショナリズム=正しい考え、から端を発している。 そして特に「民族=国家」、つまり「日本人=大和民族=日本国」が前提で。 その方式の不備に疑問はないし、指摘の意味も見出せない。 いやね、子供を持って、たまに考えるのです。 ちゃんと色んなベースになることを教えて、 その上で彼らなりに答えを出すことを身に付けないと、 こーなっちゃうよなぁ、と思うのです。 自分の出身に対して愛着を持つこと、 これはごく自然な気持ちなんだと思う。 オリンピックとかで日本代表が勝てば嬉しいし、誇りに思うわけで。 その気持ちもとても大切で。 その気持ちが共同体への愛情の根幹で。 根幹の上に、人があり、郷土があり、地域があり、国があり。。。 それぞれをちゃんと考えて、愛するということ。 結果として「愛国心」となれば、健全だと思うのです。 なんかね、世間で一般的に使われる「愛国心」て、 なんだか排他的で嫌いなのです。 それこそ、ヒトラーみたいで、ね。 歴史教育だけじゃ、足らないね。 ただ字面を覚えてちゃ、さ。 たとえば、東北地方。 かつて朝廷と闘った、朝廷に蝦夷、と呼ばれた人たち。 征服された彼らの子孫は今、 多くの文化が侵略され、幾つかは残り、 いつの間にか「大和民族」として、 その文化を継承しているはずで。 「日本人=大和民族、或いはアイヌ、琉球」と言っても 違和感を感じないのは、事実でも。 日本人、って何さ? 売国、って何さ? そもそも、国って? 子供たちのため、なの? って。 子供たちが、その曖昧なままの「愛国心」で死なないように、 ちゃんと「愛国心」を考え、伝え、考えさせなきゃいけないんじゃないか。 そんな風に思うのです。
| 日記 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (x) |
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