誠実さの裏返し。

「幸福論」でデビューが決まった時のことについて、
印象的な椎名林檎のインタビューを聞いたことがある。
CS放送のSPACE SHOWER TVでの特番「多面体テレパシー」の中のインタビュー。
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あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを守り通します。
君が其処に生きているという真実だけで 幸福なのです。
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こんな恋をしたいと思い、また実際していたそうだけれど、
デビューする時、そんな歌詞に激しく違和感を感じていたという。
相手色に染まるのが、本当に幸福なのか、と。
いやむしろ、そんなことが本当にずっと続くのか、と。
それは相手を本当に見ているわけではないし、自己中心のようだ。
全てが終わった後、色々なことに気づく。
気づいた気になる。
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今のあたしだったらあなたと
退らずに済むような気がする
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でもそれは幻想でしかなく。
自己犠牲は必要だけど、盲目になればそれは一人相撲になる。
一番良くない。
でも、そうなっちゃうんだよね。
心の弱さが。
傷は治ったってかさぶたにはなる。
ま、言い訳でもある。
寂しさは時間にあるのではなく、心の中にある。
でもそれを時に時間の長さに置き換える、これゲーム。
駆け引きが楽しいのは最初だけ。
後は惰性と罪悪感。
いいのかそれで。
それもスタンス。
ボクは時間を割く=依存する、ではない。
他に使うよりも楽しいかどうか、が基準。
相手のためよりも、自分のために時間を割く。
それって誰でも同じ。
だからこそ、猛省。
心の弱さは、そのスタイルさえも、
強制的なギブアンドテイクを招く。
これ、いけない。ほんとだめ。
と、思う。
keep your mind


keep myself.
本日、豆乳鍋。
三軒茶屋で管を巻く。
ってなわけでもなく、明るい話題に終始する。
めでたいね。
嬉しいよねぇなんだか。
身近の人の幸せは、なんだか自分まで幸せになる。
ぁぁ乗り遅れちゃいけないね。
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幸福論 / 椎名林檎
本当のしあわせを さがしたときに
愛し愛されたいと考えるよになりました。
そしてあたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで、
時の流れと空の色に何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君にエナジィを燃やすだけなのです
本当のしあわせは目に映らずに
案外傍にあって気付かずにいたのですが…。
かじかむ指の求めるものが 見慣れたその手だったと知って、
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを
守る為なら少し位する苦労もいとわないのです。
時の流れと空の色に何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを守り通します。
君が其処に生きているという真実だけで 幸福なのです。
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