今年の日本ダービーは、大波乱の決着。
まさかまさかの、牝馬ウォッカの圧勝。
いやー。
歴史的なことだね。
遡れば70年前の第6回の優勝馬ヒサトモ、
今も最強馬と謳われることもある第12回優勝馬のクリフジ。
戦前の話であって、近代競馬においてここまで実力を発揮するとはね。
衝撃的な話だ。
牝馬と牡馬では一般に、牝馬の方が成熟度合いが早いといわれる。
つまり、成長が早い。
とはいえ、だんだんと牡馬に追い抜かれていく。
絶対的なスピードやパワーはやはり牡馬に軍配が上がるので、
牡馬と牝馬はデビューしばらくすると別々のレース体系を歩むことになる。
所謂牡馬の皐月賞、日本ダービー、菊花賞。
牝馬の桜花賞、オークス、秋華賞だ。
まぁある程度は日本人の「三冠好き」という特性もあるが、
当然レースに勝ちやすい牡馬の方が牝馬より売れやすいので、
同じ土俵ではどうしても牝馬が生まれてしまうのは不利だ。
ブラッドスポーツの建前上、牝馬のレースの充実は意外と重要なわけで、
そんな背景の下去年の牝馬限定のヴィクトリアマイルや、エリザベス女王杯の実質格上げがあるわけですが。
今回のことは、そんな既成概念の垣根を越えてしまう、大変なことなのです。
JRA的にも大きい。
ディープインパクトによる新たな競馬ファンの定着において、
ニューヒロインの出現は大変重要だ。
牝馬ということで、女性の注目度も見込める。
年々売り上げ低下になっている競馬界の期待を一身に集めることになるでしょう。
このまま、無事に走って繁殖入りできるといいね。
海外に出すプランもあるようですが。
ヴィルメイユ賞や、オペラ賞、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフとか、
ぶっちゃけ取れちゃいますよ。
いや、期待がほんと高まります。
それにしてもなぁ。
ヴィクトリーのスタートが痛かったな。
気持ちよく前に出れれば、だいぶ話は違っただろうに。
どちらにせよフサイチホウオーは興味なかったけど。
コメント
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322) Sleipnir/2.5.12
いやぁ、アレはヴィクトリーですよ。
本来ならば。
サニーブライアンがよぎりましたね。
3着にも着てないわけですが。。。。