下北沢のソウルフード。

下北沢に結構昔からある洋食屋さん。
8月の中旬に突如閉店。
しかしファンの熱い思いに、
先週から今日まで六日間だけ、限定再開。
どう考えても日程的にいけなくて、
ちょっと悲しい。
世田谷のあたりは、下町に比べなぜか洋食屋さんが少ない。
土地柄なんだろうかね。
洒落た飲み屋やイタメシ屋なんかいっぱいあるのにさ。
だからこうゆう洋食屋さんはとても貴重な存在だった。
洋食すこっととか、キッチン南海とか、ね。
あのあたりでなじみがある洋食屋さんつったら、
もうキッチン南海しかないな。
洋食すこっとも、去年閉店してしまったらしいし。
もっともキッチン南海は別に下北沢オンリーではない。
神田に本家がある謎なチェーン（正確には違うけど）展開している。
このあたりだと梅丘にもあるし、
駒場にもあるし、昔は豪徳寺にもあった。
かなり素敵なB級グルメなんだけど。
最近行ってないなー行きたいなー。
僕の下北沢の最も古い記憶は、
たぶん小学校1年か、上がる前だと思うが、
祖父の背中を追いかけて南口の階段を上ったら、
その人が祖父ではなく他人で。
あっ、と思ったら迷子になってしまったという記憶。
今でもよく覚えているが、
とととととっと下りホームに降り、
駅員室の傍の台の上に立ってる駅員さんに、
｢ぼく、まいごになっちゃった｣
と訴えたシーン。
ここまではよく覚えているんだけど、
それからどうやって迎えに来てもらったか、
あんまり覚えてない。
不思議なものね。
ただ、祖父を追いかけたときの周りの風景は、
イヤに鮮明に記憶にある。
今は亡き警報器があるお店や、
地下に風俗店がある回転寿司。
南口駅前には出来たばかりの噴水があって。
（何故か噴水は歩道になったり花壇になったりしてたけど）
なんだか映画のワンシーンみたい。
どんどん変わるな、下北沢。
すこっともマックも、最後に行かぬまま。
でもでも。
僕の一番のソウルフードである、
ラーメン屋 麺僧はまだまだ元気。
吉祥寺の二店舗より、
やっぱり本店のココ。
あー食いてー。