Radikoの行方。

ラジオ好きにはなかなか無視できない話。
インターネットから、ラジオが聴けるRadikoというサービス。
3月から試験放送をやっているが、
こんな難問が話題になってる。
radikoのiPhoneアプリに協議会が難色、近日公式アプリ配信
何が問題か、というと、
インターネットを介してしまうと、
理論的には世界どこでもTokyo FMを
聴くことができてしまうのが問題なのである。
なんで?と思うのが普通なのかもしれないが、
↓のブログ記事が非常にわかりやすい。
誰がradikoを殺すのか。
日本のマスメディア業界というのは、
世界でも希にみる、政府に管理された
独占企業が存在する市場だ。
テレビ業界なんてよくわかりやすい。
放送法で規定された、免許制による、
あの田中角栄が主導した、
主要新聞社と関東のキー局、
関西の準キー局で構成された
放送ネットワークだ。
ラジオだって同じ。
いわゆる電波利権である。
利権というと聞こえは悪いが、
負の側面に限らず正の側面もある。
根本は大きな政府と小さな政府の対立という、
アダム・スミス以来の人類が解決できていない、
大きな問題が横たわっているのだから。
まぁ大きな話は置いといて。
もし、どこでもかしこも同じラジオ局が聴けるとしたら、
地方しか電波の届かないラジオ局は、
必然的に広告主が集まらなくなる。
結果的にそのラジオ局は破たんし、
放送の性質上、残ったラジオ局が扱える情報は、
当然細かい地方の情報など吸い上げきれることもなく、
埋没することになる。
単にリスナーの利益どうこうの問題では、ないのだ。
色んなラジオ局があるからこそ、
色んな情報が、色んな番組が聴けるんだからさ。
まぁ、なんかいい解決が欲しいね。
僕はiPhone持ってないですけれども。
気になる。

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