お盆が過ぎた。
お盆の東京って結構好きで。
だーれもいない。
いなくて、しーんとしてる。
なんだか、空も澄み切っていて。
いつもより、多くの星が見えるような気がする。
今日は同期の追い出し会。
部署の同期と二人で、1時間位遅れて向かう。
今年の暮れから、青年海外協力隊でアフリカに行くため、休職する。
2年ちょっと、居なくなるわけで。
とはいえ、2年後どうなるかわからないし。
同期の中でも、遊んでると誰もがみんな笑顔になっちゃうような、
笑顔が素敵な女の子なんでとても寂しい。
んー、サバンナで先生を頑張ってる姿がなんか浮かぶ。
メチャメチャ仲が良いってわけでもなかったけど、北海道まで遊びに来てくれたり、
一緒にスキーに行ったりもしたんで感慨深い。
隣で、結構いっぱい喋れた。
アフリカのどのあたり?と聴いたら、地図を出してきて教えてくれた。
外務省のホームページから出してきた、アフリカの地図。
地図の中の一つ一つの国に数字を振って、名前がわかるように書き加えてある。
何度も眺めたんだろうか、紙質がこなれた感じ。
彼女らしいね。
アフリカ大陸南方の内陸国、マラウイ共和国というとこ。
青年海外協力隊が派遣され始めてから結構歴史も長く、日本人も比較的多いらしい。
個人的に、意外かもしれないが、同期で一番言葉に深みがある人、って思ってるので、なかなかに影響された。
芯があるってのはこういうことだと思うよ。カッコいい。
そっかー。
2年後、どーなってるだろね。
会社に居るのかなぁ。
居たとして、何人残ってるだろう。
みんながみんな、前向きだといい。
切に思う。
近づく夕暮れ。
でも、夜には月と星がある。
そして、朝が来ない夜は、無いよ。
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茜色の夕日 / フジファブリック
茜色の夕日眺めてたら、少し、思い出すものがありました。
晴れた心の、日曜日の朝、誰も居ない道、歩いたこと。
茜色の夕日眺めてたら、少し思い出すものがありました。
君がただ、横で笑っていたことや、どうしようもない、悲しいこと。
君のその小さな目から、大粒の涙があふれてきたんだ。
忘れることは、出来ないな。
そんなことを、思っていたんだ。
茜色の夕日眺めてたら、少し、思い出すものがありました。
短い夏が終わったのに、今、子どものころの寂しさが、ない。
君に伝えた情熱は、あきれるほど情けないもので、
笑うのをこらえているよ。
後で少し、むなしくなった。
東京の空の星は見えない、と聞かされていたけど、
見えないこともないんだな。
そんなことを、思っていたんだ。
僕じゃきっと出来ないな。
出来ないな。
本音を言うことも出来ないな。
出来ないな・・・。
無責任でいいなら・・・
そんなことを思ってしまった。
しまった・・・
しまった!!
君のその小さな目から、大粒の涙があふれてきたんだ。
忘れることは、出来ないな。
そんなことを、思っていたんだ。
東京の空の星は見えない、と聞かされていたけど、
見えないこともないんだな。
そんなことを、思っていたんだ。
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