東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE@武道館。

何しろ東京事変のライヴの日。
大切に使わないといけない。
国立にあるという小耳に挟んだパスタ屋さんに行く。
美味い。
おなか一杯だよ。
プラス、バナナシェイク。
エンゲル係数が減る気配が無い。
そのまま中央線で、中野に。
久しぶりの中野ブロードウェイ。
ますます怪しい感じになってる。
例の、中古が売りにくくなる法律のせいか、
中古のAV機器がほとんどおいてない。
切ないなー。
メカ好きなのに。
んで、東京事変の顔見世ライヴ。
今更だけど、椎名林檎は大分ファンです。
多分に主観が入りまくります。
でもそれを差っ引いても、今回のライヴは相当良かった。
今までの椎名林檎、東京事変とは違う、まさにエンターテイメント。
過去最高の感動があったライヴは、
2002年のCHAGE&ASKA、青山学院大学学園祭ライヴ、なんだけど、
超えたかもしれない。
やべー。
初っ端の｢葬式｣には相当驚いたが、
ぞろぞろと子供たちが出てきた事にさらに吃驚。
杉並児童合唱団らしい。
意表突かれたね。
｢群青日和｣はそもそもヒーズミさん作曲だけど、
今回の編曲は見事だと思う。
そして次が、なんと｢虚言症｣。
これも杉並児童合唱団と。
｢勝訴ストリップ｣てあまり好きなアルバムではないけど、
中でもコレは好き。
古い曲だけに、椎名林檎の唄声の伸びが素晴らしいのが良くわかる。
いやー雙六では若干ヤバかったのにねー。
続く｢歌舞伎｣で、正面スクリーンにメンバー紹介を織り交ぜつつ。
カッコイイ。まじカッコイイ。
ベースの亀ちゃんとギターの浮雲が、動く歩道みたいなもんに乗っかって、
左右に動く。
亀ちゃんがカッコよすぎる。
｢化粧直し｣から｢丸の内サディスティック｣の繋がりは良いね。
林檎大会に参加した自分は、即イントロで｢丸の内サディスティック｣と解ったが、
他の観客は最初の歌詞で大歓声。
やはりこの曲は絶大に人気がある。
｢スーパースター｣を作詞する時、椎名林檎がかなりイチローのビデオを見てた、
というインタビューを聞いて、なにやらこの曲の印象が変わった。
孤高な感じ。
しかしやはり、前のツアーよりも作りこまれてていい感じになってるね。
｢サービス｣は文字通りサービス。
なんとメンバー全員拡声器を持ち、全員がそれぞれ振り付きで歌う。
しかもちゃんと形になってる。
スゴイ、すっげー練習したんだろうなコレ。
確かにこの曲の性質上、唄が上手いかどうかなんてそんな問題じゃないわけで。
めっさ楽しい。
亀ちゃんが踊ってる！
今回椎名林檎の衣装もかなりの頻度で変わったけど、
他のメンバーもこの曲中で早着替え。
すげー。すげーよ！
めっちゃ盛り上がる。
そのまま｢喧嘩上等｣｢ブラックアウト｣、すごい構成だ。
エンターテイメント、って感じ。
｢夢のあと｣は前回ツアーでも唄われたが、
やはり特別な曲なんだろうか。
リアルさからかあまり好きな曲ではないけど、
前回ヒーズミさんが引いたピアノパートが、
今回伊澤氏に変わって、結構印象が変わった。
寂しくないというか。
｢母国情緒｣、はまるでおもちゃの楽団のよう。
刃田も携帯用ドラムなんかに変え、伊澤氏も鍵盤ハーモニカ。
子供に聞かせるように、楽しきパフォーマンス。
東京事変が結成できた、という喜びを表した、
はしゃいだイメージからできた曲だと、
椎名林檎はインタビューに答えてた。
まさに、今回もまたそんな感じ。
｢修羅場｣｢秘密｣と、重厚なアレンジのほうが僕は好み。
いたずらにメロディラインばかりつかってもね。
詰らない、今更ね。
ラストは｢透明人間｣。
この曲マジいい。
イントロのベース、カッコよすぎる。
明らかに前のツアーアレンジよりもいい。
前のも全然イイんだけど、ずっと心象が伝わるようになったと思う。
カッコイイ。
シングルに出せるんじゃないかと思うくらい。
出さなくていいけど。
アンコールに、｢雪国｣｢恋は幻｣。
｢恋は幻｣のリフがめっさカッコイイ。
何がってベースのリフが。
シメに持ってきた、そこがまた素晴らしい。
元々椎名林檎のライヴは、グッツ関係は相当にいつも凝っている。
今回も、チケットは飛行機の搭乗券を模したもんだし。
ツアーパンフも、かなり凝ってる。
しかし、パフォーマンスがここまで凝ってたことはなかった。
と思う。
中途半端でなく、しっかり確立していたところがスゴイ。
楽しかったね。
コレはホントに。
さて、顔見世は次回大阪。
それが終わればツアーが始まる。
今回は首都圏のみしか行かないけど、かなり楽しみだ。
東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE@武道館 2006.02.19
セットリスト
01.葬式(with 杉並児童合唱団)
02.群青日和 (with 杉並児童合唱団)
03.虚言症
04.歌舞伎(メンバー紹介)
MC1
05.化粧直し
06.丸の内サディスティック
07.スーパースター
08.サービス(メンバーパフォーマンス)
09.喧嘩上等
10.ブラックアウト
11.夢のあと
MC2
12.母国情緒
13.修羅場
14.秘密
15.手紙
MC3
16.透明人間
アンコール
17.落日
18.恋は幻
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虚言症 / 椎名林檎
しかし何故にこんなにも　眼が乾く気がするのかしらね
黄色の手一杯に広げられた地図には　何も無い
そして何故に　雨や人波にも傷付くのかしらね
魚の目をしているクラスメイトが敵では　決して無い
線路上に寝転んでみたりしないで大丈夫
いま君の為に歌うことだって出来る
あたしは何時も何時もボロボロで生きる
例えば少女があたしを憎む様な事があっても
摩れた瞳(め)の行く先を探り当てる気など丸で無い
徒に疑ってみたりしないで大丈夫
いま君が独りで生きているなんて云えるの
君は常に常にギリギリで生きる
あたしは何時も君を想っているのに
髪の毛を誘う風を何ともすんなりと受け入れる
眩しい日に身を委せることこそ悪いこととは云わない
無理矢理に繕ってみたりしないで大丈夫
いま君の為に歌うことだって出来る
あたしは何時も何時もボロボロで生きる
徒に疑ってみたりしないで大丈夫
いま君が独りで生きているなんて云えるの
君は常に常にギリギリで生きる
あたしは何時も君を想っているのに
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