某スポーツ新聞に、今回のディープインパクトのローテーションについて
言及している記事が出てた。
曰く、イギリスのマスコミで、3ヶ月以上前走から離れている競走馬が
凱旋門賞に勝てるわけ無い、と。
ところが同調するではなく、記事では擁護している。
日本の調教スタイルは、レース間が空いても力が出せるような
調教を行うのが普通である、と。
「後だしジャンケン的な批判だ」とまで言ってる。
いかにディープインパクトが、愛される名馬になっていっている、
ということを現している記事だと思う。
仮に有馬記念でハーツクライに勝っていたら、こんな記事載っただろうか?
凱旋門賞は近年にない少頭数で行われた。
8頭ってのはちょっと記憶に無い。
メンバーは悪くないとは言え、この頭数では3着と言う事実でさえも、
批判の対象になりかねないものだ。
まぁ記事では後だしジャンケンだとか書かれているが、陣営にしてみれば、
この秋のジャパンカップ、有馬記念に出走するには凱旋門賞を
ぶっつけでやるしかなかった事情がある。
なぜか。
競走馬は家畜なので、出入国には様々な規制がかかるのだ。
今回ネックになった、入国の場合。
このような取り決めがある。
・諸外国での滞在期間が60日以内のとき
輸入検疫5日、着地検査3週間
・諸外国での滞在期間が61日以上
輸入検疫10日、着地検査3ヶ月
つまり2ヶ月以上滞在しちゃうと、事実上年内の国内レースに出走できなくなるのだ。
まぁ制度についてどうこう言っても仕方が無い。
やっぱり世界の強豪を迎え撃つジャパンカップには出てほしいし、
ハーツクライを下して有馬記念を勝たしてやりたいじゃないか。
確かに、ぶっつけで凱旋門賞てのはきついのは良くわかるんだけどね。
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