随分久しぶりに藤子不二雄Aをテレビでみた。
NHK「クイズ日本の顔 」という番組。
いやはや、元気そう。
背中もピンと伸びてるし、まだまだ一線だね。
とても興味深い内容でした。
コンビ解消時のエピソード、アイディアを出す時のヒント、
トキワ荘で使っていた机の話などなど。
すげぇぇぇ!
マンガ好きにはたまらない内容です。
トキワ荘作家の一人で、アニメーション作家の鈴木伸一なんかも出てきました。
井上陽水の「少年時代」が、藤子不二雄Aの書いた詩を元に、
陽水が詩を書き起こしたそうな。
知らなかったなぁ。
と、裏番組で、競馬特集。
日本の生産現場の話、しかも、例のアラブ資本の話。
これはこれは。
大変に微妙な話で、競馬好きにもかなりマニアックな話である。
争点は、JRAが「非居住者の外国人馬主」を認めないとしている点。
なぜ、認めないのか。
JRAは農林水産省監督下の特殊法人で、建前上馬文化と馬産の振興を掲げる立場にある。
興行的には、昨今売り上げが低迷しているとはいえ、
オグリキャップや武豊を始めとする「アイドル」の誕生、
調教技術の向上、制度の緩和など、結果的に世界で最も利潤を上げる競馬サークルを作り上げた。
軍馬生産を起源におく近代の日本の生産農家は、一般的に零細な家族経営が多い。
JRAの高賞金は、世界でも類の無い水準であり、
世界中の馬主の垂涎の的であると同時に、こういった零細牧場には死活問題に関わるのだ。
JRAの真意は別として、彼らの生活を壊すような政策は打ちにくい現状がある。
だから競馬会に影響力を持つ政治家の河野一郎とかも、外国人馬主の実現には否定的。
多分に政治的な課題なのだ。
アラブの王族にとって、競馬とはあくまで石油後を睨んだ観光資源ではあるんだけど、
それ以上に娯楽であることは言うまでもない。
とはいえ、天文学的な個人資産を持っている彼らにとっても、
ビジネスを考える上で日本は魅力的な市場なのだ。
まぁ、見るほうとしてはそんな大事ではないけれども、
現状でさえ過去の名馬がなかなか子孫を残せないのも確か。
メジロマックイーンの親子4代天皇賞制覇はもう適わぬユメだし、
オグリキャップも直系は残せないだろう。
この状態でより外国資本が入ったら、再び内国産不遇の時代が始まるのは目に見えてる。
フクザツな気分だね。
世界に誇る強い馬を見たいのは、確かなんだけれども。
コメント
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コンビ解消時のエピソ\ード、すごい気になる…。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 1.1.4322) Sleipnir/2.48
まー
お互いの作風の違いはもともとはっきりしてたから何時解消しても良かったんだけど、
たまたまなんとなくそんな話になった。
ってな話でした。