休みたいなら辞めろ。

4/23の日本電産の永守重信社長の発言への反響が広がっている、というニュース。
世界で一番不幸な気になっていたって、
実は世間ではかなり恵まれた環境にいるのかもしれない。
上を見ればキリが無いかもしれないが、下を見てもキリが無いのかもしれないのだ。
そういう自然な視点が、「夢を持て」「自分探しをしろ」という言葉にはなんだか含まれて居ないように思う。
ひたすら働けば夢が実現した時代があったからこそ、
盲目的な美談として言葉が受け継がれてきたような気がしてならない。
中高生のとき、周りのその一方的な視点がイヤでたまらなかった。
政治家、キャリア国家公務員、弁護士、医者、企業経営、一流企業などなど。
皆、志は高い。
そこは素晴らしいことと思う。
でも社会全体として、そのピラミッドの底辺から中腹、頂点への過程がどうなっているのか。
その志を具体化できるかもしれない、自分の環境は何がもたらしたのか。
そこへの認識が、みんな無かった。
あーゆうのは、本と怖い。
こういう視点の人たちが社会を担うって、単なる弱者虐めになりかねないじゃないか、と。
言葉が通じないんだもんな。
まさに無知の知、という気がする。
自分の夢がどんなカタチで、どこからスタートし、それがどんな現実に包まれているものなのか。
夢のあと、その現実に自分が打ち勝てるのかどうか。
成功するか、失敗するか2択しかないのだから、
自分が打ち勝てる自信を持たない限りは、それはそもそも夢ではなく妄想でしかない。
考えるより行動しろ、ではなく、行動するために考えて、実際行動して目指すのが夢ってもんでしょ。
行動して後悔したくないのなら、後悔を恐れるなってんだ。
後悔を覆すくらい、後悔した後夢に向かえばいい。

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