大勲位。

政界で、大勲位と言えば中曽根元総理を指す。
小泉さんに引導渡されてずいぶん経つが、
大角三福中のうち、元気なのは90歳を迎えた彼だけ。
彼のバックには読売グループがあるわけで、
ゆえに議員を辞めても隠然たる影響力があるわけだが、
たまに載るインタビューとか読むと面白い。
僕個人的には、日本人が日本たらしめるために憲法改正を目指すとか、
風見鶏と称されたその政治手法とか、
まぁ一概に言ってることを信じれる政治家ではないんだけど。
それを別として、一年長者としての発言と思うと、
とてもごく当たり前で真っ当なことを言っていて、
よく納得させられる。
最近つくづく、経験とは簡単に超えられないなぁ、
とすごく思う。
中曽根さんの90年の人生に迫れる経験も信念も、
まだまだ足りないなぁと。
時代を悟った気になるのは簡単。
しかしそれが主観であり客観で無いと自覚できること。
こんなに難しいことはないね。
時代の大変革だった、明治維新を生きた人の文章なんて面白い。
勝海舟の海舟座談。
歴史は個人を英雄にしてしまいがちだが、
当時の一般大衆と社会が、その答えに応えられるだけの力を持っていた、
その事実の凄さもまた興味深い。
別に日本の歴史を称賛するつもりはなく。
ただ事実として世界の中でも幸運であったこと、
幸運故の負い目を今に至るまで持っていること。
時代を理解するのは難しい。
そして時代がどんな姿になって言っているのか、
理解するのはもっともっと難しい。
今日は研修。
昼過ぎに出て大手町へ。
途中、なんか衝撃発言聞いて、
ほわーっとする。
意外とビックリしないけど、やぱりビックリ。
ビックリといえば大手町の研修を終えて出ようとしたら、
前にプロジェクトが一緒だった人に声掛けられる。
あぁ驚いた。
人生未知ばっかり。