難しい話です。
嫁さんが身籠ってから、
今のところ、勤務先の会社は
一般的にも良い対応をしてくれていてありがたい。
新卒入社の社員からは初めての妊娠てことで、
会社側も比較的気を使ってくれているよう。
この手の話をいろいろ調べてみると、
「忙しい時期に休まれて迷惑」とか、
「無計画な妊娠は無責任だ」とか、
そういった意見が結構女性からも多いことに気づく。
理想的、道義的にいえば、
雇用主の子育て支援は当たり前だし、
現場のサポートも当たり前。
それが現実に出来ない企業が大半で、
男女問わずその煽りを従業員が被っている。
社会の根本的な問題なんだろう。
とは言え、だ。
産前産後休暇や育児休暇、
悪阻による休暇を仕事に対する無責任呼ばわりするのは、
なんでだろうか?
責任感て、何?
個人の志向に絡むから、とやかく言うことではないかもしれないけどね。
子供を産み育てる、ということのに対する会的貢献度が、
あまりに軽薄に捉え過ぎている気がする。
人口が減る時代に、人口が急激に増えた時代の価値観で捉えてるよね。
人口が減ること、それは単に人が減ることではなくて、
ありとあらゆる社会や経済活動を、
デフレスパイラルのような、渦になっていくというのに。
仕事の責任より、社会の責任の方が重要である。
こう書くと、なんだか共産主義のよう。
別に共産主義を礼賛してるわけでは全く無いが、
完全なる自由主義でも、完全なる共産主義でも無く。
そのバランスを取るのが企業では難しいのなら、
やっぱり、国なんだよね。
しかし、ねぇ。
実際、ウチの会社なんてのもまだマシな方だとは思うけど、
上の人でも平気でサポートされるべき人たちを無駄呼ばわりする人たちがいる。
腹立たしい。
アンタ、世のため人のため、なんかやってるのか!?
と言いたくなる(というか限りなく言ってるけど)。
行きすぎた個人主義、なのかな。
個人が集まって社会が成り立つ。
個人が少し社会を考えれば、
きっと社会は変わっていく、と思うのだけど。
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