世の中暗いと。

やっぱり愛国心つーもんが盛り上がるもんなのかね。
尖閣諸島での事件のビデオ、
流出したってのがとにかく凄い。
まずその事実自体は当然問題で、
その次にこれを正当化する愛国心も
ちょっと方向性としては変な話。
なんか戦前ミタイダネ。
冷静に見られるんであれば、
一事件としてビデオを公開して検証する手はずは
至極当然と思うけれども、
こんな風な盛り上がりじゃぁね。
ただ単に、世論が沸騰するだけさね。
だいたい、ビデオが流出しようが、
そもそもビデオがあろうが、
突然領有を主張したという歴史事実と、
領土問題は存在しない、日本の領土である、
という主張の経緯からして、
日本からすれば逮捕は当然だし
中国からすれば不当逮捕。
これはもう根本の問題を棚上げしたら
いつまでたっても平行線の議論になる関係。
ここがどうにかならないと、
結局ビデオがあろうが無かろうがあまり影響は無いわけで。
国際社会を味方につける、って言ってもねぇ。
国家観とは国益で動くものなのだから、ね。
正論かどうかでは動かないからね。
この点、こーゆう議論は平和ボケだよねーとは思う。
まぁ気に食わないのなら次の選挙で政権を変えればいいだけのこと。
あーだこーだいって、こないだの選挙を後悔している人も、
そりゃぁいっぱいいるんだろうけれど。
それが政治、日本の民主主義の仕組み。
マスコミの論調ばかりに煽られないで、
ちゃんと自分の目で見なきゃだめだよねぇ。