思うこと。

北海道か、と思うと、急に「最終兵器彼女」を読みたくなった。
レビューでも書いているが、「いいひと」という作品で知られるマンガ家高橋しんの作品である。
連載当時から読んでいたけれど、強烈な作品だった。
作品名が作品名だから、イロモノと間違われがちだけれど、内容はとにかく悲しい恋の物語。
徹底した世界観で、じわじわとくるものがある。
相当、心理的にも引き摺られる作品なので、ある意味危険なのだが。
アレを読むと、本当に自分の情けなさとか、愚かさとか、罪の重さを自覚する。
後悔ばかり。
でも直視しなきゃいけないんだとは思う。
直視せず、最後まで読まなかった人もいるけれど。
現実から離れるほど、こうゆう非現実的な物語から現実を教えられる。
わがままであることは悪いことじゃないと思う。
でも人の気持ちを慮ってこそ、なのは当然だ。
ちょっとしたことで、それができない。
やっぱり、理解でなく理解しようと言う気持ちなんだろう。
所詮、それがわからなければ何にもならない。

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