人に会うほどに、価値観の相違というものは際立つ厄介者だ。
だから人間て面白い、とか、だから人は惹かれあう、とか、いいようにとることはいくらでもできるし事実そうである。
でも、やっぱり争いやいがみ合い、悲しみに直結することが、目立つしまた真理でもある。
みんな知っている。
人は、思うよりもずっと人にやさしくできる。
我が出れば出るほど、他人を考えなくなることも知っている。
光あるところ闇もまたある。
ドラクエかよって突っ込みたくもなるが、それは確かにそうなのである。
諦めること。見切りをつけること。
人は上手にそれを使って、生きているけれども。
それは、まさしく、誤りの始まり。
閑話休題。
夜明けの東京。
夜明けなんてそうそう見ない。
きっと、ネコ好きだって知らない。
始まりあって終わりがあるんだな、って感じる。
でも僕らの生活は、終わりのあとの方が長いんだなと。
そして、始まりの美しさを見ずに、終わりだけを確認して眠りにつく。
全ての過ちの象徴みたいだ。
飛行機は朝乗る方がいい。
そう思う。
天気がよければよいほどいい。
離陸や着陸前の、旋回するときが好きだ。
一種の恐怖感がある、という人がいるかもしれないけれど。
いいもんだ。
午後前に札幌に着く。
月はやっぱりけだるい。
がんばる。
一筋の光か、闇か。
夕方、飲み。
やはり部長がいるときは必須なのである。
開き直っていく。
ま、新人のウチだ、何しても許されるのは。
人の思いが重なり合って、今日も街は生きていく。
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