決別と願い。

後輩たちの追いコンが過ぎ、いつもの日常が戻った。
社会人になって、もうすぐ1年。
彼らの卒業の場にいて、改めて学生時代を思った。
今日は朝からドタバタしており。
またまたオフィスの引越しで、とうとうMoperaからちゃんとした回線でインターネットに繋げるようになった。
やった。
でも、まぁ目立つところだから当然大っぴらにたらたらするわけにはいかない。
これから何年も、仕事をして、生きていくのである。
夜、9時前。
職場の一番年の近い先輩と、その人の直の上の先輩と、なんだか合コン。
なんで合コンなんだ。
なんか、その先輩がキャバクラいったら、プライベートで遊ぼうって話になっちゃったらしい。
召還される、僕ともう一人の先輩。
こちらの先輩は、僕と大学も学部も同じ人で。
また、そのせいか僕にとっては今の仕事で直接色々教わる立場の人でもある。
ほっとくと、二人で超ローカルトークになってしまう。
やれメルシーだの。だるまだの。栄通りだの。清龍だの。
やってきた女の子たちは、やっぱり強かった。
3人来て、みんな同い年だったのだが、やっぱり強かった。
教えられること、非常に多い。
そして飲む、飲む。
さすが、ですね。
普通の飲み屋だったが、なんだか普通の飲みや合コンとも違う。
カラオケにも雪崩れ込む。
もう、仕事で疲れまくってる我等三人ボロボロ。
それでもきっちり盛り上げようとしてくれる。
うーん、プロ。
みんなそれでも、飲みすぎ。
4時を回り、まだ続く宴を抜け出す。
ま、正直僕のがんばりではここいらが限界です。ごめんなさい。
つくづくまぁ、許容範囲が狭いっつーかお堅いっつーか、感じる。
あー、これも仕事だなぁと思う。
断ってもいい、のにね。
大学の4年間は、色んなことが詰まってた。
交友関係はそのまま続いてるけれど、そのままの姿であることはほとんどない。
それが宿命なんだろう。
社会人になりたてのころは、ひたすら学生への哀愁と憧れが、そのまま残っていた。
そしてそれは、辛いものだった。
自分の思いを伝えることが、すでに相手にとって苦痛であること。
それは、100も承知である。
でも、せずにはいられない。
許されるかどうかは別にして、他人に何も求めない形は、結局おかしな状態なのである。
その行動が、大小に関わらずどの程度相手に嫌な思いをさせるか。
その思いをさせることをわかっていながら、せずにはいられないジレンマ。
それは、負のスパイラル。
それを何とか前に進めようと。
自分だけでなく、全ての人が正のスパイラルになるようにと。
これって、我がままなんだろうか。
独りよがりなんだろうか。
自分に対して、甘い証拠なんだろうか。
期待をすれば絶望も味わう。
ならば期待しなければいい。
簡単な話だ。
しかし期待せずにはいられないのは。
ギリシャ神話で言うところの、人間に唯一残された贈り物、だからだろうか。
多くは望んでいない。
しかしその小さな望みさえも、軋轢を生じさせる。
どうしたらいいだろう。
自分の行動は、全くの自分勝手に過ぎない。
軋轢も、嫌というほどわかる。
自分が嫌だと思うことを、相手にしてしまうことだけは、本当にしたくない。
少なくとも。
そういう生き方が自分のプライオリティだし、それが果たせてない事も同時に知っている。
感謝と懺悔。
それに尽きる。
存在そのものへの否定と、そうではないはずという期待。
前に歩いてることで、そのことは薄らいでいくだろう。
しかし。
間違いないのは。
あの時、その瞬間の、心に焼き付けられた記憶。
自分さえも、制御できない、事実。
それに対する後悔は、間違いなく、一生消えず、そして、同時に大切な宝物である。
その宝物を、いかに磨いて、大事にしまえるかどうか。
後悔が後悔でなくなるとき、トラウマは解消される。
トラウマは、誰が悪いわけではない。
もし悪いとすれば、わがままな自分自身で。
その自分自身の思いで、人を傷つけなくなるようには、いつになったらできるのだろうか。
一人では決して生きていくことのできない人間に生まれて。
他者との関わりに怯え、傷つき、癒され、大切にしていく過程を。
学生時代という宝物を抱えながら、今、一歩ずつ、前に歩いていく。

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